
こういう悩みをお持ちの方、今回はわたしの息子がまさに女の子向けのものを好んでいた(今も名残あり)時期がありましたので、そのときの対応や気をつけていたことを共有していきたいと思います。
この記事の内容
- 子どもの性別の意識の時期
- 異性向けのものを好む子どもへの悩み
- 保育園や幼稚園への対応
- 子どもの気持ちを否定したくないときの対応
この記事の信頼性
- 保育士として7年勤務
- 子ども2人を育てるママ
- 長男は2才児の頃、女の子向けのものにハマる
男の子の「かわいいものが好き」という道は通る人も多い道のようです。
ここに書かれていることがすべて正解というわけではありません。
筆者やネットでの体験談も交えながら、かわいいものが好きな男の子に対してどのように対応していけばよいのかを一緒に考えてみませんか?
もくじ
性別を意識するようになる3歳頃
3歳頃になると、少しずつ女の子らしい、男の子らしいという行動が出てくるようになります。
遊びでいうと、ままごとや電車遊びなどですね。
しかし、まだ性別の意識はそんなに高くないので、いろいろな遊びを好んですることのほうが多い時期です。
経験談:男の子がプリキュア好きに
わたしの息子が実際に3歳頃にプリキュアに目覚めました。
もともと仮面ライダーなどは受け付けず、戦隊モノは「こわい」といっていました。
プリキュアに出てくるマスコット的なキャラ?がお気に入りで、大人から見る「かわいらしい」ものを好きになっていました。
プリキュアだけにハマっていたのかと言われると、トーマスやカーズなどの男の子向けのものもお気に入りで、プリキュアじゃないといや!ということではないようでした。
異性向けのものを好きになる子ども
わたしの場合、男の子が女の子向けのものを好きになる事例でしたが、女の子が男の子向けのものを好きになる事例もあるみたいです。
同じように悩んでいるひとはたくさんいます
ネット世界を見てみると、異性向けのものを好きになる子どもをもつ親の悩みがたくさん見受けられました。
もうすぐ4歳の息子がいます。
息子は、例えば、コップとか、あらゆる雑貨、
また、下着とか服飾など、
女の子用として作られた柄、女の子受けするキャラクターのプリントのもをすごく欲しがります。
七歳の息子も 四歳くらいの頃は可愛いものが大好きで 戦闘ものには 一切、興味がありませんでした。
5歳の息子も、自分で選ばせたらピンクとかキティちゃんとか、可愛い物を選びます。
引用元:幼児の好み。やっぱり男の子は男っぽいもの、女の子は女の子っぽいもの- 避妊 | 教えて!goo
周りには同じように悩む親がいてなくて不安だったという方も、ネットで探してみると、案外同じように悩んでいる人がたくさんいることがわかります。

経験談:次第に好みも成長していく
わたしの息子も3歳のころ、女の子向けのものを好きになったのは一時的なものでした。
半年もしないうちに、プリキュア熱は冷め、恐竜や車を好きになったりと、プリキュア一直線!ということでもなかったです。
ただ、服などを選ぶときは、赤や黄色などの明るい色を選ぶことが多かったです。
6歳の今ではすみっコぐらしにハマっていますが、「ピンクは女の子やからいやや」と自分で避けているようです。
保育園や幼稚園のときにもその服着ていく?
保育園や幼稚園に通う子どもだったら、周りの目が気になりますよね。
親としては子どもの好きな気持ちを大切にしたいからと、好みを否定することはなくても、周りから言われたりすることもあるかもしれません。
また、同じクラスの子どもにも何か言われるかもしれません。
親が良くても先生から対応に困ると言われることも
わたしの息子も「女の子向けのものはお家で着させてあげてください」と言われたことがあります。
周りのお友達に「なんで女の子の服着てるん?」と言われていたからでした。
子どもの「これが好き」という気持ちを大切にしたい気持ちで、男の子である息子にかわいらしい服を着させていたのですが、
先生からすると、お友達に言われていて息子が困っていた姿を見て、辛かったのではないかなと思います。
今でこそ「ジェンダーレス」という言葉があり、男女について改めて考えるようになりましたが、まだまだ根強い男女観というのは変わっていません。
このように話すわたしも、心の奥では男と女、という先入観があります。
子どもの「これが好き」という気持ちを否定せず、周りの目をうまくかいくぐるような対応として考えて実行していたのが以下の4つです。
対応①:「おやすみ用」
保育園や幼稚園に通う子どもだったら、園には着ていかず、休日用のものとして活用する方法です。
子どもにも「これはかわいいからお休みのときに着ようね」などと前もって声をかけて約束しておくことで、園へ行く前にバトルにならなくて済みます。
対応②:購入するときに色を指定する
かわいいものに多いのが、ピンク色。
「ピンク」というだけで、どうしても女の子感がでてしまいますよね。
もし選べるのなら、同じデザインでもピンクでない色を選んでもらいましょう。
「この色のほうがきれいちゃう?」
「ママはこの色が好きやなあ~」などと親の希望に寄せていけるような声掛けをしていくと良いでしょう。
対応③:キャラ物はプリントが小さいもの
色選びと同じように、プリキュアやキティちゃんなどがドーンと目立つところにあれば、女の子感が出ますよね。
ワンポイントやパッと見てわかりにくいようなデザインだと、身につけていても違和感がないと思います。
対応④:ハンカチや靴下などの小物に移行
女の子向けのものの服を着たい!でも親として服を着るのはやめてほしい!というときには、靴下やハンカチなどの小物で好きなものを選んでもらいましょう。
靴下なら上靴を履けば隠れるし、ハンカチなら普段はポケットに入っていますよね。
親としては、周りの目を気にしなくてよくなるし、子どもとしては、好きなものを身につけられるので満足で、一石二鳥じゃないでしょうか。
まとめ:子どもの一番の味方になろう
- 性別を意識するようになるのは2歳ごろ
- 性別を意識するだけで、男女関係なく遊んだり好みがある
- 異性向けのものを好きになる子どもは、思っているよりたくさんいる
- 保育園や幼稚園に身に着けていきたいときの対応4つ
上記について解説してきました。
対応については、わたしの息子に実際してきたことで効果があったものを載せています。
子どもそれぞれで対応や言葉がけも変わってくると思いますので、実際は参考にしてもらいながら試行錯誤してみてくださいね。
大切なのは、子どもの好みを否定しない、「男の子なんやから」「女の子やのに」という言葉を言わないように気をつけてあげたいですね。
子どもは親の背中を見て育つといいますが、親の願いにこたえなくちゃ!と思うのが子どもです。
わたしは、自分の好みを押さえつけてまで男の子らしさ・女の子らしさを演じてほしくないです。
周りになにか言われても、子どもの気持ちに寄り添って、「わたしはずっとあなたの味方よ」と言ってあげたいと思います。